❖お知らせ
9月より始まりました美容師さんのための他装着付け
振袖 集中講習会ですが、今回のお稽古では帯の緩みについての質問が多く寄せられました。
振袖の帯結びというと華やかな帯結びにばかり目がいってしまいますが、
帯の締め方、帯枕の置き方、帯枕の紐を締める際のテンションのかけ方や紐の強さなど
一つ一つの工程を丁寧にすることが帯結びを安定させ、美しさを引き出すコツになるような気がします。
着付けをした直後はきれいに出来たように見える帯結びも、振袖に慣れていないお嬢様が
歩いたり座ったり、お手洗いに行ったりしている間に帯の下のラインと体の間に隙間ができ
帯が緩んでしまうことがあると思います。
帯がきちんと締められていないという基本的な問題もあるかもしれませんが、
帯が緩んでこないように体型の補整をきちんとすることも着姿を美しくみせる秘訣かもしれません。
振袖帯結びの新作本や、某着付け学院などでは写真のようなハンドタオルを丸めたタオル枕を使い
帯の結び目の土台として帯を緩みにくくしていると思うのですが、最近の着付けの現場では見かけることは少なく
使っている方をお見掛けすることもあまりないような気がします。
タオル枕の果たす役割をもっと簡単に補整の段階でできないか・・・
実際にタオル枕を使ったやり方、補整で帯が緩まないような体型を作るやり方を比較しながら、
帯結びを安定させるための補整のお話をさせて頂きました。
その方の体型に合わせて瞬時に判断し、補整をしていくのは難しいことと思いますが、
理論がわかると補整を入れる場所や量の判断がつきやすくなると思います。
出来上がりの着姿を想像しながら、その方の体型にあった補整をして帯結びを安定させ
かわいらしく、華やかな帯結びができるとよいですね・・・
引き続き7回コース、3回コースのお申込みを受け付けておりますので、
ご興味のある方は、お気軽にお問合せくださいませ。
宜しくお願い申し上げます。