❖お知らせ
4月28日より始まりました【装いカラーコーデ】
2週間目の黄色が終わりました。
今週も元気いっぱい華やかな黄色から、柔らかい優しい黄色まで
色々なコーディネートが楽しめましたね・・・
今週は、淡い黄色の花織の名古屋帯にタイプの違う
お着物3枚を合わせてみました。
久米島紬の持つマットな民芸調の雰囲気を優しく包んでくれるような印象に。
小物の色数も少なくしてシンプルにまとめると、絣柄の苦手な方も着こなせるのではないかと思います。
着物の中に帯と同じ淡い黄色が入っているので、着物と帯が
よく馴染みます。光沢のある花織の着物とあわせることによってエレガントな雰囲気に・・・
鮮やかなブルーが印象的な型染めの小紋に合わせると、
着物の印象が強く、どうしても帯が負けてしまいます。
着物の中に入っている臙脂色の濃い帯締めを合わせることによって
全体の印象を引き締めてバランスをとっています。
着物のコーディネートは着物と帯だけで完成するわけではないので、
着物+帯でしっくりこない時でも帯揚げ、帯締めを
合わせてみると意外としっくりくる組み合わせが見つかるかもしれません。
私の場合は、着物の印象が強い場合は濃い帯締めで全体を引き締めて、
着物と帯がなじむような時は同じトーンの小物で柔らかい雰囲気で着ることが多いような気がします。
また、今回は同じ紺地の昔ながらの浴衣に
濃い黄色、淡い黄色の半幅帯2本を合わせてみました。
今まであまり意識していなかったのですが、濃い黄色の帯はパキッと
淡い黄色の帯はふんわりとした帯結びが似合うのだな・・・と改めて実感。
今までも感覚的には行っていたと思いますが、帯の長さや素材を意識して
帯結びを決めることが多く、色の効果を考えることはなかったように思います。
今後は振袖の変わり結びや、半幅帯の結び方も
色による見せ方も意識して着付けしていかれたら、着物の可能性がぐっと広がるような気がしました。
これも黄色がもつ前向きパワーが教えてくれたことなのかもしれません・・・
“黄色〟コーディネート。
鮮やかな黄色を差し色として効果的に使っている方や、黒と合わせてコントラストを
楽しんでいる方も多いように思いましたが、私はそこまで鮮やかな色味のものが
少ないので、全体に馴染むような柔らかい雰囲気でコーディネートしているなと思いました。